東京都の小池百合子知事は30日、新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン」が日本で初確認されたことに関して都庁で取材に応じ、「陽性の方がお1人判明し、それにともなって濃厚接触者を一緒の飛行機だった方の全部を対象にしたことによって、都内関係者が約40人という数字が出てきた」と明かした。

都内各地に在住の方、もしくは関係する方に対し、「宿泊療養にお入りいただくように、福祉保健局に指示を出しました」とホテルなどを用意して対応。「皆さん、いったんは陰性なのですが、念のための危機管理上、そういう措置が必要であるのではないかと」と早急な措置をとったことを説明した。

「いずれにしても、水際対策でどう対応していくかということが何よりも重要だと思います。その後どうするかについても、しっかり対応してまいります」。すでに、前日29日には首相官邸を訪れ、岸田文雄首相に厳戒な水際対策を強く要望している。