立憲民主党の前副代表で今夏の参院選に同党の比例代表で出馬予定の辻元清美前衆院議員(62)と、参院選東京選挙区(改選数6)で4選を目指す蓮舫前代表代行(54)が5日、大阪・梅田のヨドバシカメラ前で街頭演説を行った。

「GW 青空トーク in 兵庫&大阪 with 蓮舫」と題した参院選へ向けたコラボ街頭演説。マイクを握った辻元氏は「大阪は維新を勝たせすぎた。これでいいんですか」と対決姿勢を鮮明にした。

新型コロナウイルス対策として、大阪府の吉村洋文知事が肝いりで約84億円をかけ、大阪市の国際展示場に設けた臨時医療施設「大阪コロナ大規模医療・療養センター」の利用者が少なく、5月末の期限で閉鎖されることについて、「ベッドだけ並べて、お金を使って、5月に閉鎖するらしい。大阪の議会はチェック能力を失っている」と持論を展開した。

さらに「なんでか? 首長も議員もほとんど維新になってしまって、この84億円のお金の使い方がおかしいやないか、しっかりとした議論ができなくなっている」と訴えた。

「大阪を維新の一色に染めたらあかん。維新もいて、自民党も共産党も辻元もおって、それで初めて多数の人たちの小さな声も議会に届く」と語気を強めた。

マイクを握った蓮舫氏は「大阪は維新が強い。日本に対しての維新の主張は本当にいいのでしょうか。与党にすり寄る野党が必要ですか」と訴えた。