元小結旭道山以来、22年ぶりの角界出身国会議員を目指して青森選挙区から出馬した元関脇追風海(はやてうみ)の斉藤直飛人氏(47)が、立憲民主党現職の田名部匡代氏(53)に敗れた。

斉藤氏は06年の引退後、青森に戻り、板柳町議、県議を計10年務めた。キャッチフレーズは「日本の難題にがっぷり四つ!」。「22年ぶり、大相撲出身の政治家。国政も待ったなし」と角界出身を前面に出したが、初代貴ノ花、舞の海、高見盛ら多数の人気力士を輩出している青森では知名度がやや低く、自民党関係者は「(板柳中、日大で1年後輩の)高見盛は知っていても追風海のことは…」と漏らしていた。

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