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男が自分のチョコを買う「男チョコ」人気

 14日のバレンタインデーを前に、男性が自分でチョコを買う「男チョコ」が、静かな人気を見せている。都内の百貨店の紳士服売り場に設けられた試食カウンターでは、1人でチョコを楽しみ、実際に購入するケースも。チョコにありつけないからではなく、スイーツ好きの男性が増えている傾向の表れという。一方で、贈る側にとって優先順位が下がる一方だった義理チョコが、「感謝チョコ」として復活の兆しを見せていることも分かった。

 今月に入り、西武百貨店渋谷店に登場したのは「メンズショコラ・テイスティングバー」なるカウンター。バレンタイン商戦の時期、女性でにぎわうチョコレート売り場ではなく、紳士服売り場の一角に設けられたチョコの試食バーだ。

 席は4つで、4ブランド6種類の商品から2種類の試食が可能。14日のバレンタイン当日まで、時間限定で毎日先着50人ながら、週末を中心に客足は予定人数に到達。試食という気軽さを抜きにしても、周囲(女性)の目を気にせず、じっくりチョコレートを楽しめるためか、若者より30~50代の男性が多いという。

 同店販売促進部によると、ここ数年、チョコレート売り場に1人で買い求めに訪れる男性が増え始めたのが、ヒントの1つ。男性雑誌でも、スイーツ特集が組まれるご時世。「スイーツが好きな男性は潜在的にいる。堂々とカミングアウトしてほしい」と試みた“門戸開放”だった。

 スタートすると「チョコは好きだが、売り場には行きづらい」という声が多く、隠れチョコ好き男性のニーズにはまった。その場で、「ル ショコラティエ タカギ」などの商品(6個入り1890円から)を購入することができ、実際に買い求める人もいるようだ。カップルや夫婦で訪れる人もいるという。

 来年以降の実施は未定だが、店側は「男性の潜在的なチョコ需要はかなりあると感じた」。女性が男性にチョコレートを贈るバレンタインのスタイルは、近年「友チョコ(同性の友人に贈る)」「自分チョコ」「世話チョコ」など多様化しているだけに、「男チョコ」が仲間入りを果たす日も近いかもしれない。【中山知子】

[2008年2月10日7時52分 紙面から]

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