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三浦元社長に敏腕弁護士、ロス移送阻止へ
【サイパン2月29日=寺沢卓】米自治領サイパン島を出国する直前に殺人容疑で逮捕された輸入雑貨会社元社長の三浦和義容疑者(60)が米国人のイケメン弁護士、ブルース・バーライン氏(43)を主任とする2人と契約した。出入国関係事件に関して経験豊富で、13年前は検察官だった腕利き弁護人。三浦元社長のロス移送に対してどのような策を講じるのか注目される。
殺風景な収容施設からサングラスをかけた白人男性が出てきた。公選弁護人を却下された三浦元社長の弁護人に決定したバーライン氏だ。曇天とはいえ、半そでシャツでもじんわり汗をかく中、ぴっちりしたスーツ姿で現れた。身長190センチ超え、胸囲も1メートル以上ありそうなガッチリした体形。米俳優チャーリー・シーンに似た顔立ちで自信と風格をまとっていた。
三浦元社長との接見後、囲み取材に応じたが、発する言葉は少なかった。「ミウラさんの弁護をすることになった。彼は元気だったよ。それ以外に言うことは何もない」と語って、赤いネクタイをひるがえし、映画の1シーンのように去っていった。
公選通訳を辞退した日本人男性のH氏と同じビルに事務所を構えていたことから、すぐ隣の部屋に事務所のあるマーク・ハンソン弁護士(39)とともに、三浦元社長の弁護を引き受けることを28日深夜に決意した。2月25、27日両日の審理も傍聴席から見ており、すでにロス移送を阻止する対策を練っているという。
13年前に検察官から弁護士に転身して個人事務所を設立。検察側が仕掛けてくる攻略法は熟知している。サイパン検察当局の関係者は「経験のある腕利きの弁護士だ。移送手続きに強く反対し、我々と争うことになるだろう」と話しており、移送をめぐる審理がさらに長期化する可能性も出てきた。
バーライン氏は、サイパンではヨットとバスケットボールのチームにも所属するスポーツマンで気力、知力だけではなく体力も充実している。別の弁護事務所関係者によると「派手な事件を担当することはないけれど、今回の裁判は三浦さんのロス移送をどのように見送らせるか。複雑な案件ではないので、ブルースはかなり抵抗できるんじゃないか」と話した。
[2008年3月1日9時51分 紙面から]
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