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企画展「ロバート・キャパ/ゲルダ・タロー 二人の写真家」
3月24日まで開催中

晩年のキャパが日本滞在時に撮影した作品。(C)ロバート・キャパ《東京駅》1954年4月 ゼラチン・シルバー・プリント、横浜美術館蔵、(C)ICP/Magnum Photos
晩年のキャパが日本滞在時に撮影した作品。(C)ロバート・キャパ《東京駅》1954年4月 ゼラチン・シルバー・プリント、横浜美術館蔵、(C)ICP/Magnum Photos

 横浜美術館では「ロバート・キャパ/ゲルダ・タロー 二人の写真家」展を3月24日まで開催中だ。

 世界的に著名な写真家「ロバート・キャパ」ことアンドレ・フリードマン。しかしこの「ロバート・キャパ」という名が、当初フリードマンとドイツ人女性ゲルダ・タローの二人によって創り出された架空の写真家であったという事実は、あまり知られていない。この企画展では、キャパとタローそれぞれの写真作品による2つの個展で構成。

 見所は、日本初公開作品を含めて、同美術館で所蔵するロバート・キャパの作品全193点を初めて一堂に展示。報道写真家としてのキャリア初期から、インドシナ戦争での死の直前まで、圧巻のキャパの生涯をたどる代表作で構成。日本滞在期に撮影した風俗写真も数十点展示している。

 また、女性初の報道写真家といわれ、キャパの公私にわたるパートナーであったゲルダ・タローの個展では、一挙83作品が日本初公開される。

日本初公開タロー83点を含めの圧巻の300点!

2人の生涯をたどりながらの作品鑑賞で一層楽しめる企画展だ
2人の生涯をたどりながらの作品鑑賞で一層楽しめる企画展だ

 さらに、数々の現場で共に行動したと2人が、同一現場でそれぞれ撮影した写真も比較鑑賞できる。

 合計約300点にのぼる豊富な写真作品と関連資料で二人の生涯と活動の軌跡をたどりながら、両者の深いつながりと個性の違いを浮かび上がらせる写真展だ。同館広報の藤井聡子さんは「タローという女性、作品を見ていただくことで、キャパの新たな一面を発見し、一層ロバート・キャパのファンになっていただけると思います」。

 入場は、一般1100円、大・高校生700円、中学生400円、小学生以下無料。
詳しくはこちらからhttp://www.yaf.or.jp/yma/

イベント情報



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