三溪園で岡本茂男企画写真展が開催中！
- 「撮影：岡本茂男 聴秋閣内部から三重塔を望む」
横浜市の三溪園で、企画展「岡本茂男写真展―三溪園の建築とともに―」が、３月１３日まで開催中だ。岡本氏は、歴史的建造物を表現の対象とした写真家。７０～８０年代に三溪園を撮影した作品を中心に計５６点を前期「内苑 瀟洒閑寂」（１月３１日まで）と後期「外苑 気宇壮大」（２月２日から３月１３日）に分けて、三溪記念館・第３展示室で展示される。
２月には人気の観梅会と麦茶接待も
- １００年前そのままに古釜で沸かしたお茶を提供する初音茶屋の麦茶接待
岡本氏は、昨年１２月まで開催された第２２回 三溪園フォトコンテスト入賞作品展で第２０回まで審査員を務めた。審査員を降りた翌１１年３月に８２歳で死去。三溪園の吉川利一広報担当は「回顧展という意味合いもあります。岡本さんは撮影前には必ず建物の資料を集めて勉強し、試行錯誤しながら臨んだそうです」。清水緑学芸員は「緻密な作品が多く、常に建物が持つ本質と向き合い、丹念に描写しようとした姿勢が感じられます。ぜひご来場ください」と話した。
三溪園では、２月９日から３９回目を迎える観梅会を３月３日まで開催。約６００本の梅とともに、炉を囲みながら１００年前そのままに古釜で沸かしたお茶を提供する初音茶屋の麦茶接待が人気だ。
詳しくはhttp://www.sankeien.or.jp/まで。
