梅雨も目前。見た目とともに、気にしておきたいのが、自分では気づきにくい汗のにおいかもしれません。誰より人と“密着”する機会が多いヘアメークアップアーティストKUBOKI氏だから説得力あるにおい対策を、美容エディターの大塚真里さんが聞きました。

 KUBOKI(以下、K)

 女性も夏は頭皮がにおう人、多いですから気をつけて!

 危険地帯はまだありますよ。首筋と耳の後ろです。

 大塚

 いわゆる「フェロモンゾーン」ですよね。好きな人の首筋はいいにおい…。

 K

 ってそれ、好きな人限定ですから!

 他人にとってはただの汗くささでしかありません。顔と体は洗っても首筋は忘れがちなので、意識して手を伸ばしましょう。特に耳の後ろは独特のくささがあります。洗顔のとき、ついでに耳周り、首まで洗うのがおすすめです。

 大塚

 日中にかいた汗のにおいは、どう防いだらいいですか?

 K

 これはもう、ふくか着替えるに限ります。汗をかいたらタオルですぐにふくのは基本。Yシャツの下に着るTシャツや肌着を会社に常備して午後に1回着替えると、かなりにおいを防ぐことができます。

 大塚

 着替えるっていいですね!

 その気配りが素敵。

 K

 それと、注意してほしいのがスーツにしみ込んだ汗のにおい。シーズンに数回、汗抜きクリーニングに出すと、かなりスッキリしますよ。

 大塚

 制汗剤を使うのはどうなんでしょう?

 K

 効果があるものもありますが、パウダー入りのものは逆にパウダーが汗を吸ってくさくなることもあるので要注意です。

 大塚

 女性の私にも、かなり参考になりました。

 K

 汗くささよりも、いい香りで相手の記憶に残りたいですね。汗対策をした上で、ほんのり香るコロンをまとうのもいいと思います。世の男性方、自分のにおいに責任を持って、日本の夏を快適にしましょう!

 第9回おわり。

 [2014年6月23日13時7分]【香りをつけるならコロンを選べ】汗のにおいを香水でカバーしようとするのはご法度。においが混ざって異臭と化してしまう。体をよく洗い、衣類の対策も万全にした上で、爽やかな香りをまとうのはGOOD。おすすめは、香水の中でもいちばん香りが軽いタイプのオーデコロン。