少しの時間を利用しておなかをひきしめる「ながらエクササイズ」を紹介します。どんなに立ちっ放しの仕事でもいすに座ることはあるでしょ?

 テレビを見ている時なら、CMの放送中とか。このちょっとした時間で、たるんだおなかに活を入れちゃう。ヘルス&ダイエットエキスパート和田清香さんが簡単解説してくれます。

 今週も一緒に健康的にやせましょうね、和田清香です。

 たるんだおなかをどうにもできない理由の1つで、よく耳にするのが「時間がない」です。最初は意気込みが違う。やる気になっていますから、積極的に運動するんです。でも、1週間もすると飽きてくる。仕方ないんです、人間だから。

 「だって忙しくて、できないんだもん」

 でも、座っていたり、テレビを見ていたりしますよね?

 そんな短い時間で簡単に誰でもできるエクササイズがこれです。ぜひ試してみてください。

 ▼座ってできる!

 いすに座るときは「奥に深く」ではなく、ちょこんと「手前に浅く」です。両手は指先を伸ばす「パー」。指先を逆の肩口に置いて、腕をクロスしてみてください。エジプトの遺跡にありそうな像みたいな格好ですね。

 肩の力は抜いてください。重要なのは、背骨が長くなったようなイメージを頭の中に持つこと。

 背骨を軸に左右に上半身をねじる。クルクルと腰付近の背骨がねじれている感じが持てるといいですね。呼吸は、正面から左右にねじるときは「はく」、正面に戻るときは「吸う」。これを10往復。単純な運動に見えますが、この「ねじり」がウエストのくびれをつくってくれるんですよ。

 第4回<2>につづく。