さて、ダイエットはどこかで壁にブチ当たります。そこで「停滞期を乗り越えるためのハウツー」を4回にわたって特集します。ヘルス&ダイエットエキスパートの和田清香さんに解説してもらいます。エクササイズは背骨のストレッチです。

 和田清香です。久しぶりに登場のタコボウズ記者こと寺沢卓さん(釣り担当)ですが、こんな質問を受けました。

 「今年の4月に117・4キロあった体重が半年で110キロ前後になりました。リバウンドで元に戻る心配はないのですが、この体重でピタリと止まってしまいました。ここで限界なのでしょうか?」。

 ゆでダコみたいなまっ赤な表情です。どうやらダイエットの迷路に入ってしまったようです。

 みなさん、よ~く考えてみてください。

 仮に順調に減量できたとして、ずっと同じペースを維持できるでしょうか?

 マラソンを走っていて、必ずどこかでペースは落ちてきます。食欲がどんなにあっても、同じペースで食べ続けることはできません。

 体重が減らないのではありません。次にどの部分の脂肪を燃焼しようか、体がバランスを考えているんです。この時期があるからこそ、また、体重を減らせていけるんです。

 体重が減らない時期が最も重要であると思ってください。今、あなたの体は真正面から余分な脂肪を燃焼させるべく、戦闘態勢に突入しているんです。ここが踏ん張りどころです。頑張りましょうね!

 ストレッチはしなやかな背骨を築いていきましょう。後ろ姿のシェイプアップで停滞期を打破しちゃいましょう。

 第24回おわり。

 [2015年1月26日18時20分] ★座って

 背筋を伸ばすこと、って少なくなりましたよね。デスクワークで猫背になっちゃうし、外に出てもスマホを見ていたりするから背筋が伸びないことが多いですよね。背骨を腰側から1個ずつ床に着けるようにすると背筋を真っすぐする意識が芽生えてきますよ。 ★横向きに

 背骨を軸にしてひねって、ねじって、グルングルンです。伸ばした腕の指先の軌道は、遠いところを目指してください。内側への巻き込みでは脇を突き抜けて、いけるところまで潜り込ませてください。外側に開く際も、体の中から背骨の周囲が「ギリギリ」と音がするようなイメージで反り返ってみてね。