のり弁でスタミナアップ!! イオンリテールと日刊スポーツがコラボして共同開発した、ジュニアアスリート向けの弁当「アスリートめし」の第3弾「明太高菜のり唐揚弁当」(398円=税別)が4日、発売された。

 管理栄養士の川端理香さんが監修した3カ月連続の食育企画で、第3弾のテーマは「スタミナアップ」。春のスポーツ大会に向けて、飽きずにエネルギー補給ができるようにご飯だけでなく焼きそばも盛った。

 カルシウムなどが豊富に含まれている高菜は骨の強化にも最適で、発汗で失われる塩分摂取や冷え性の緩和にもつながる。おかずは子どもが大好きなちくわの天ぷらなどを4種盛った。川端さんは「398円で栄養素だけでなく、おなかも十分満足できる内容。部活後の補食としてもおすすめです」と説明した。

 体づくりで必要なタンパク質は4種ある。ちくわ、白身魚、カニなどの家庭の食事では取りにくいとされる魚介類を多く使用した。ブロッコリーとパプリカには活性酸素を除去するビタミンCなどが含まれるため、筋肉や血液の修復につながる。

 食材は黒や茶色だけでなく、白や緑などの色鮮やかで視覚でも楽しめる。弁当と一緒に鉄分を含むさば缶などと食べるとなお良いという。「揚げ物だけのおかずだけでなく、栄養素を考慮したタンパク質と糖質(=エネルギー)で食べ応えを出した。バランスも良く子どもが『大好き』が詰まったのり弁です」と、川端さんは言う。

 同品は本州と四国のイオン、イオンスタイルの約380店で28日まで販売する。

 アスリートめしは15年10月、両社の「ジュニアアスリートを応援したい」との考えが一致し、コラボが実現。本紙で食育連載「勝ごはん」を執筆していた川端さんと弁当開発を進め、昨夏に全3品を販売。好評を得て再びコラボが実現して、昨年12月に「グリルチーズオムライス」、先月は「彩り野菜と鶏団子のあんかけ弁当」を販売した。