真家さんはジャニー喜多川氏にスカウトされ、飯野おさみ、あおい輝彦、中谷良と「ジャニーズ」を結成した。坂本九さんと競作になった「涙くんさよなら」「太陽のあいつ」などのヒット曲を持ち、元祖アイドルグループとして女性ファンの熱烈な支持を集めた。65年には紅白歌合戦にも出場。宝塚スターだったかほる夫人との結婚は、ジャニーズアイドルと宝塚の初めての結婚として話題を集めた。 67年に解散後はタレントとして活動していたが、20年ほど前にタクシー会社に入り運転手を務めていた。4年前から個人タクシーを始め、都内で営業していた。長髪の風ぼうで「元アイドルの異色タクシー運転手」として多くのテレビ番組に登場した。その傍ら声楽家として活動する妻かほるさんのプロデュースも手掛けていた。26日にはクラシックの後進育成のためのコンサートを開く予定で準備に追われていた。 かほるさんは「心臓が悪いと言われたことはなかった。自覚症状も全くなかった。これから、いろいろなことを計画していたのに」と言葉を詰まらせた。真家さんは最近のジャニーズについて「今のタレントは歌も踊りもすごい。特に木村拓哉君はいいですね。ジャニー(喜多川)さんはタレントを発掘し育てる天才。面倒を見てくれたメリー(喜多川)さんに会いたいなあ」と語っていた。葬儀・通夜の日程は未定。
◆真家(まいえ)ひろみ 本名真家弘敏。1946年(昭和21年)11月1日、東京都生まれ。62年、ジャニーズを結成、人気者に。エッセイストとしても活動、93年(平成5年)、故池波正太郎氏から授かったペンネーム立花正太郎で「ハイ!どうぞ ジャニーズ・タクシー奮闘記」を上梓(じょうし)した。 |