JRAは18日、東京競馬場馬場内に新設された国際厩舎の撮影会を行った。

同競馬場で開催されるジャパンC、安田記念などの国際レースに出走を予定する外国馬はこれまで、千葉・白井市のJRA競馬学校の国際厩舎で検疫を行った後に競馬場へ移動する必要があった。外国馬の関係者から競馬学校の調教施設等の改善要望が多く出ていたことなどを受け、競馬場内に国際厩舎を新設。来日からレース当日まで競馬場のコースで調整でき、帰国のための空港への輸送も直接行うことができる。輸送、環境の変化などによる馬への負担を軽減することで、より多くの外国馬の参戦を促進する狙いがある。

昨年から工事が開始され、今年5月に完成。6棟で計12馬房、隔離厩舎2馬房が設置された。今後、農林水産省から輸出入検疫施設としての指定を受け、秋のジャパンCに向けて運用を開始する予定。