徹夜組も出る熱狂ぶり

J・J・エイブラムス監督がステージに登場すると会場は総立ちに
J・J・エイブラムス監督がステージに登場すると会場は総立ちに

 人気SF映画シリーズ「スター・ウォーズ」の最新作「スター・ウォーズ フォースの覚醒」の公開を年末に控えたLAで、10年ぶりに新作が公開されることを記念してスター・ウォーズ・ファンのための公式イベント「スター・ウォーズ・セレブレーション」が16日から4日間に渡って行われました。

パネルディスカッションで謎に包まれた新作について語るJ・J・エイブラムス監督とプロデューサーのキャスリーン・ケネディ
パネルディスカッションで謎に包まれた新作について語るJ・J・エイブラムス監督とプロデューサーのキャスリーン・ケネディ

 会場となったディズニーランド近くのアナハイム・コンベンション・センターには、前日から大勢のファンが詰めかけ、徹夜組も出る熱狂ぶり。新作でメガホンをとったJ・J・エイブラムス監督、プロデューサーのキャスリーン・ケネディのパネルディスカッションで4日間の祭典が幕開けしました。旧3部作に出演したマーク・ハミル、キャリー・フィッシャー、アンソニー・ダニエルズ、ピーター・メイヒューに加え、新キャストのオスカー・アイザック、デイジー・リドリー、ジョン・ボヤーガの3人がサプライズゲストで登壇するなど、初日からファンは大熱狂。そして、イベント終盤には待望の第2弾となる予告編が初お披露目され、会場は総立ちで大歓声に包まれました。

コスプレコンテストも行われ、素人とは思えない衣装をまとったファンたちで熱気ムンムンでした
コスプレコンテストも行われ、素人とは思えない衣装をまとったファンたちで熱気ムンムンでした

ファンのためのイベント

 全米のみならず、世界中から大勢のファンが詰めかけることで知られる同イベントは、「スター・ウォーズ・ファミリー」の一員であるファンのためのイベントだけあり、会場全体がスター・ウォーズ愛に包まれています。本物そっくりなレプリカのセットが再現されていたり、まるで本物? と見間違うほどの出来栄えのコスチュームに身を包んだファンたちが会場を練り歩き、たくさんのR2-D2が自由自在に動き回っているなど、本当に映画のセットに迷い込んだような気分になります。

大人から子どもまでスター・ウォーズの世界にバッチリ染まっています
大人から子どもまでスター・ウォーズの世界にバッチリ染まっています

 期間中、出演者たちによるパネルディスカッションやサイン会、過去の作品の上映が行われるほか、ファンたちによる交流や記念撮影なども重要な要素。もちろん、フィギュアからコミック、ポスター、Tシャツなどアパレルから小物まで様々なグッズの販売も行われており、どのブースにも大勢の人だかりが出来ています。

ライトセーバーを手に熱狂するファンたち
ライトセーバーを手に熱狂するファンたち

 特に公式グッズ売り場には長蛇の列ができ、中に入るのに数時間待ちの状態。ほかにもレゴでスター・ウォーズの世界を作ることが出来るブースやゲームコーナーなどもあり、大人から子どもまでとにかく誰もがこのイベントを楽しんでいる様子が伝わってきます。単なる映画の世界を抜け出し、ひとつの文化となっているスター・ウォーズの世界がそのまま存在することが体感できるイベントでした。(ロサンゼルスから千歳香奈子。写真も)

キャリー・フィッシャー演じたレイア姫に扮するセクシーな女性ファンもあちらこちらにいました
キャリー・フィッシャー演じたレイア姫に扮するセクシーな女性ファンもあちらこちらにいました