期間限定で発売された幻のユニコーンフラペチーノ。見た目がとってもキレイでインスタグラムにたくさんの写真がアップされています（スターバックスのHPから）

19日から23日まで５日間限定

　アメリカのスターバックスで19日から23日まで５日間限定で発売されたフラペチーノが、ものすごい人気で大変なことになっています。その名も「ユニコーンフラペチーノ」。キュートなネーミングもさることながら、夏らしいビビットなピンクとブルーの色合いはとってもフォトジェニックで、ケイティ・ペリーらハリウッドセレブもインスタグラムにさっそく写真をアップしているほか、トーク番組のネタにまでなるほど。

もう作りたくね～

　初日から大勢の人が話題のユニコーンフラペチーノを求めてスターバックスに殺到したため、材料の品切れで販売ができなくなる店舗が出たり、一日中このフラペチーノを作り続ける従業員が「手はベタベタになるし、ユニコーンのクソ（材料の粉）が髪の毛や鼻につくし、最悪だ。もうオーダーしないでくれ！」とSNSに投稿するなど、ちょっとした社会現象になっています。見た目はとってもキュートですが、いったいどうやって作られているの？　味は？　体に悪そう？　なんて様々な声が聞こえてきそうですが、その質問に一つずつお答えします。

甘味と酸味とグラデと…

まずは材料と作り方。ベースはマンゴーシロップ入りのフラペチーノで、そこに甘味をつけたピンクのパウダーをブレンドしています。そしてその上にバニラホイップクリームを乗せて、上からピンクとブルーのパウダーをトッピング。時間が経つとブルーのパウダーとピンク色の液体がキレイなグラデーションとなり、フォトジェニックな飲み物の出来上がりです。ストローで混ぜると色がだんだんとパープルに変化するのも人気の秘訣です。ちなみに、アメリカ以外ではカナダとメキシコでも発売しています。

魔法のような味!?

　では、「マジカルフレーバー」とスターバックスが評するそのお味はと言うと、ひと口目は甘くてフルーティーな味ですが、マンゴーの風味はあまり感じません。そして飲み進めていくうちにだんだんと酸味を感じてきます。その正体は、青色の粉「サワー・ブルー・パウダー」。かき混ぜていくうちに甘さよりも酸味が強くなってきます。混ぜれば混ぜるほど味も変化するので、それが魔法のような味と言うことみたいです。キャンディーやバブルガムみたいな味と言う人もいます。ただ、クリームもたっぷりとトッピングされているので、かなりヘビーで、途中であきちゃう人も多いかも?!　１杯でもうおなかいっぱいになります。

ダイエット中の人はNG

　でも、この色といい、キャンディーみたいな味といい、なんだか体に悪そうと言う声も聞けてきそうですよね。グランデサイズのカロリーは410キロカロリーで、砂糖が59グラムも入っているそう。ダイエット中の方はもちろんNGですが、ネットでは「そんなにカロリーがあるなら、ピザを食べた方がマシ」なんて声もあるようです。そして気になる色ですが、ブルーの粉の原材料にはクエン酸と書かれており、それが酸っぱさの正体なんだとか。

インスタ狙いの声も

　カロリーが高いので要注意ですが、ネーミングも見た目もカワイイのでインスタでウケることは間違いなしのユニコーンフラペチーノですが、実際に飲んだ人からは、「想像よりも普通だった」なんて声もあり、味よりもインスタグラムに載せてもらうために見た目重視で作ったから仕方がないよという冷静な意見もあるようです。

もしかして日本でも

　残念ながら日本では発売されていませんが、その人気ぶりから、もしかすると今後は日本を含む多くの国々で発売されるかもと期待が高まっているようです。（米ロサンゼルスから千歳香奈子）