太平洋室蘭市の地球岬沖で2月28日、ソウハチが好漁だった。23~33センチが1人100~250匹で、船上は大いににぎわった。

 午前5時30分、登別漁港から第11漁運丸(本間光好船長、【電話】0144・87・2228)に9人が乗船。仕掛けは胴突仕掛けに、針6~10本、オモリ120号を準備した。当初は好漁が続く鷲別沖を狙ったが、魚影が薄く急きょ地球岬に変更。噴火湾から風が直接吹きつけたため、強風と高波で釣りづらかったが、26~28センチ前後が中心に良型も交じった。小型も多かったが、数が上がった。

 雪で真っ白な駒ケ岳の景観を楽しみつつ、本間船長の指示でタナを合わせると、4~5匹や6~8匹と次々にヒット。時には針数十匹を釣り上げることもあった。何度か数が薄くなり、移動したが、ソウハチは全般的に濃く思われた。しかし、大きな揺れのため、巻き上げ時に魚が針から外れ、引きの割に数が少ないこともあった。釣果はほかに45~55センチスケトウが1人5~8匹。

 軟らかいさおで数を上げた、登別市から参加の山本則幸さん(60)は「この条件で数釣りができた」とニッコリ。本間船長は「ソウハチは今後、数や型ともに良くなり、例年4月末まで狙える」と、今後の見通しを話していた。【リポーター・竹鼻雅己=61】