夕方、明るくなってきましたねぇ~。青空から夕焼け、星空を楽しめる東京湾ナイトクルーズはいかがでしょうか? メバル、カサゴ、アナゴを狙う夜釣りが心地よい季節になってきました。横須賀・新安浦、横浜・山下橋、横浜・鶴見、川崎から出船して、涼しい夜間フィッシングを楽しもう! 週末限定なので、昼間陸上で遊んで、夕方から海に繰り出しましょ。

 空が青から一瞬赤く染まって、月や星が輝く漆黒に変わっていく約3時間。空が激変する様子を眺めながらサオを握る。気持ちいいですよ。

 海からの夜景を眺めたことがありますか?

 当然のことながら、陸上とは逆世界。しかも横須賀、横浜、川崎、お台場、東京ディズニーリゾート、幕張、千葉、木更津、君津の夜景のきらめきに囲まれて釣りができる。条件さえ良ければ東京スカイツリーもくっきりと見ることができちゃう。

 山下橋「広島屋」では、今シーズンからルアー・フィッシングでのメバル&カサゴの「ロックゲーム」を開始した。フィッシングナビゲーター永浜いりあは「エサが苦手な人でもこれなら大丈夫。ジグヘッドは2グラム前後で、ワームはヒラヒラしてアピールするのがいいかも。バイブレーションも効果的よん。面白いなぁ~」とゴキゲンだった。

 新安浦「長谷川丸」ではカサゴ&メバルの調子がいい。常連で横須賀市内でレストラン「ロマネ」店主の森雅幸さん(61)は「釣れた魚は料理しますよ。カサゴもメバルもおいしいもんね」とニッコリ。

 鶴見「新明丸」でもカサゴ&メバルが釣れている。夜釣り初挑戦のプロレスラーNORI(34)は「ちょっと投げて、オモリを底につけたまま、ズリズリ、ってリールを巻いてくるだけで…ブルルン、って。これ、面白すぎます」と次々にヒットさせていた。

 川崎「つり幸」では、4年ぶりにアナゴが活況だ。午後便からのシロギスとのリレー船は大人気だ。アナゴは30センチ前後から50センチ超とサイズはばらばら。まだ、狙えそうだ。

 暗い中で、底付近で魚のアタリを探る。船上はライトがついているので明るいが、視線の先はまっくら。まだ肌寒いので、プチ防寒は必要。ただ、夜風に当たって、日中の雑念を洗い流すにはちょうどいいかも。いいアイデアも浮かぶような気がしませんか? ぜひ、東京湾の夜釣りにいらっしゃーい。【寺沢卓】

 ▼山下橋「広島屋」【電話】045・622・8615。夜メバル出船は午後5時15分。エサ釣りは6500円、ルアーは6000円。サービス券は10枚で1回の乗船が無料(1年間有効)。仕掛けは200円~。氷は200円。休日除く木曜定休。

 ▼新安浦「長谷川丸」【電話】0468・26・2871。夜メバルは午後6時出船、エサと氷付きで6000円。駐車500円。貸しザオは300円。カッパ、長靴、ライフジャケットは無料貸し出し。最寄り駅は京急堀ノ内駅で送迎あり。定休は第1、3、5金曜。

 ▼鶴見「新明丸」【電話】090・3519・1111。夜メバルは午後5時30分出船、エサ付きで6500円。JR・京急鶴見駅から徒歩約7分。車なら首都高横羽線生麦インター下車して産業道路、国道15号を経由して潮目橋に。駐車場500円。祝日を除く木曜定休。

 ▼川崎「つり幸」【電話】044・266・3189。キス&アナゴリレー船は午後1時出船でエサ、氷付きで9500円。夜アナゴ、夜カサゴは、ともに午後5時30分出船でエサ、氷付きで7000円。JR川崎駅ヨドバシカメラ前から送迎バスあり。木曜定休。