日本海の磯釣りが、好漁に恵まれている。北海道遊釣倶楽部の今年1回目となる大会が13日、島牧村の本目漁港~第二栄浜漁港で行われた。21人が参加。台風の影響が心配され、南東の風が陸から海に向かって強く吹く、出し風の悪条件ながら、波は1メートルほど。夜中に小雨が降り続く中、武市毅さん(54)が1466点(2身+5匹)で、2位に大差をつけて優勝した。

 狩場に入った武市さんは午前5時半ころ、この日1番の激しいアタリが。竿(さお)が海に吸い込まれそうになりながら、慎重に合わせてリールを巻くと、今大会身長賞の52・2センチのアブラコを釣り上げた。その後、休むことなく45センチ超のホッケの入れ食いとなり、笑顔、笑顔。同じく狩場に入った2位の佐々木由則さんも、午前4時半ころから大型のアブラコ、ホッケが入れ食い状態だった。

 原歌に入釣した私は、午前2時ころに45・5センチのホッケがヒットも、その後はアタリなし。諦めかけた午前6時ころから大小交じりでホッケが釣れ、中型アブラコも交じり、3位に滑り込んだ。

 エサはおおむねイカゴロが好調で、審査時には大型カレイが何枚も提出されていた。ホッケのシーズンは終盤気配だが、今後はソイやカレイが楽しめそうだ。【リポーター・藤本康隆=41】

<北海道遊釣倶楽部 成績>

 ▽総合(2身+5匹) (1)武市毅1466点(2)佐々木由則1292点(3)藤本康隆1200点(4)中島浩樹1148点(5)大杉和洋1128点▽身長 武市アブラコ52・2センチ。