日本海の岩内沖で春ヒラメが好調の知らせを聞き23日、出掛けた。残念ながら前日22日から強かった西風のため波もあり、38~58センチが1人5~10匹と振るわなかった。

 午前4時、岩内漁港から第15海洋丸(佐々木三津雄船長、【電話】0135・62・1289)に6人が乗船し出港。波が高く、沖のポイントは諦めた。様子を見ながら外防波堤の内側、横側でスタート。防波堤横側では、波が高いながらも1人2~4匹、中には58センチの大物もヒットした。

 1時間ほどで移動した防波堤内側は波が穏やかで、水深10メートル前後で竿(さお)を振ると小型がポツポツ釣れた。ホッケやソウハチ交じり。午前10時を回ると風が弱まったので、再び防波堤横側へ向かうと、中型サイズを中心に50センチ級も釣れた。ほかの釣果はホッケ、ソウハチが船中数匹。

 この日は濁りがあったので、夜光系キャップがやや良かった。それでも、食いは渋く、魚の口以外に針が掛かるスレ掛かりや、バラシも多かった。

 条件が悪かった中、恵庭市から参加した菊地正司さんは52、58センチを含め6匹という釣果に「引きを十分楽しめた」とニッコリ。佐々木船長は「ヒラメ狙いは好調で、今後も数、型とも期待できる」と話しており、なぎの日は数釣りが楽しめそうだ。【リポーター・竹鼻雅己=61】