中古釣り具専門店「タックルベリー」のキャンペーンガール「2015ベリーガールズ」の吉江幸貴(22)が、神戸市立須磨海づり公園(日刊銀鱗倶楽部加盟店)のマダイ釣り堀に挑戦した。高校時代に陸上部で活躍した腕っ節で、37~40センチのマダイを3匹ゲットした。初心者ながら、釣りへの興味・関心が日々高まっている。経験値を高め“釣りガール”を名乗る日も近い。

 海上釣り堀に2度目の挑戦という吉江はマダイの強い引きにも負けなかった。

 須磨海づり公園のマダイの釣り堀は、サオ、仕掛け、エサが用意され、手軽にできるのが魅力(釣った魚は買い取り)。初心者でも釣りやすく、週末には親子連れの姿も目立つ。釣り場の担当者に説明を受け、まずアオイソメをエサにウキ釣りで挑戦。仕掛けを入れると、すぐにウキがスパッと水中に引き込まれた。すかさず合わせると、サオがしなる。タモ入れして釣り上げたのは37センチ。さらにもう1匹37センチをゲットした。

 そして、ここでエサをエビに替える。「もっと大きいのを釣りたいですね」とやる気満々。今度は十分に食い込ませてから合わせた。高校時代、陸上部に所属し、やり投げで県大会上位に入ったこともあり「腕っ節には自信があるんです」と、グイグイと引くマダイを相手にサオを立てて応戦。最後はタモ入れもせず豪快に釣り台まで魚を抜き上げた。

 「うまくいきましたね。3匹目が一番重みを感じました。思っていたよりリールのハンドルを巻くのが難しいですが、魚がエサを食べた瞬間がいいですね。(アタリに合わせるのを)失敗するときもありますがドキドキするのが楽しい」と、40センチのマダイに笑顔を見せた。

 地元福井県では子どものころアジを釣り、天ぷらなどで食べたことがある。ベリーガールズの活動で釣りに関わる機会も増え、興味が日に日に増しているという。「知り合いに釣りに詳しい方がいて、よく話を聞いています。会話にも釣りの話題が増えました」。

 「釣りは魚を待っていないといけない。やり投げじゃないけど、投げやりにならないように(笑い)。釣りについて(ブログなどでも)発信していきたいし広げていきたいですね」と目を輝かせる。“釣りガール”へまっしぐらだ。【高垣誠】

 ◆吉江幸貴(よしえ・ゆき)1992年(平4)8月16日、福井県生まれ。趣味は体を鍛えるトレーニング、ブログの更新。ゴルフではドライバーで200ヤード飛ばす。身長172センチ。

 【問い合わせ】神戸市立須磨海づり公園【電話】078・735・2907。マダイの釣り堀は12月末まで。午前9時~午後4時。釣り堀のみの利用の場合は、入園料(大人200円、子ども100円)が必要。貸しザオ、仕掛け、エサは無料。釣った魚は2000円で買い取り。通常の釣り料金は大人1200円、子ども700円(4時間)。毎週火曜定休(祝日の場合は営業)。夏休み期間(7月21日~8月31日)は無休。

 【交通】阪神・山陽電車「須磨浦公園」下車すぐ。JR「須磨」下車徒歩約15分。自動車の場合は、大阪方面からは阪神高速「若宮IC」を降り西へ約5分。姫路方面からは第2神明道路「須磨IC」を出て南へ約7分。須磨浦公園駐車場利用。