夏タチに行こうぜ! 台風一過の東京湾では浅場のタチウオが人気だ。エサ釣りでも、ルアー・フィッシングでも、水深15~40メートルでヒットするので、道具も軽く、ビギナーや女性にも優しい。8月1日(土)には「2015日刊スポーツ・フィッシング・サーキット」船釣りブロックのタチウオ部門・東京湾神奈川地区釣り大会が川崎、八景、新安浦、久里浜の4地区合同で実施される。大会の案内も含めてガイドする。

 6月下旬から釣れてきた。千葉・大貫沖の水深15~40メートルで数釣りが楽しめる。久里浜「大正丸」の鈴木喜忠船長は「水深140メートルの深場でも反応はあるけど口を使ってくれない。今は大貫沖で大丈夫だと思う」と話す。サイズは70~80センチの小ぶりが主体。昨年も7月下旬まで小さいタチウオばかりで「サンマ級」などと呼ばれていたが、8月上旬に1キロ級(1メートル超)が連発したこともあり、今後に期待が持てそうだ。

 仕掛けは簡単。先調子のサオで両軸受けリール。浅場なので電動は必要ない。道糸はPE3号。中型の片天ビンにオモリは30号と流れが速い時に備えて40号を準備すればいい。フロロカーボン6号のハリスが1・7~2メートル。ハリはタチウオ1/0。ハリスとハリの結合部に0・5~0・8ミリの蛍光パイプを短くかぶせてできあがりだ。

 タコボウズ記者は、14日に大正丸で6匹、18日は新安浦「長谷川丸」で18匹。14日は終日便だったが誘い方やサオの使い方の感覚をつかむまでに苦戦。18日は午前便だったものの最初から操作が分かっていたので、終始タチウオのアタリを意識できた。

 釣り方も仕掛けと同じく簡単。とにかくゆっくり巻いてくる。シャクりを入れる際に10センチずつ巻き上げるイメージで少しずつリールのハンドルを操作する。タチウオは食らいつくのがヘタクソなので、ゆっくりと「食べさせてあげる」気持ちを持って巻くといい。

 大きく合わせずに、ガツンと乗るまで同じピッチで誘うといい。慣れることが大事。それとハリは刺さりが悪くなることが多いので、こまめに交換することをお勧めします。

 ▼8・1東京湾タチウオ釣り大会 川崎「つり幸」、八景「太田屋」、新安浦「長谷川丸」、久里浜「大正丸」の4隻による合同大会。釣れたタチウオの3匹の総重量で審査。同重量の場合、最大魚の重量で順位を決する。

 1~4位までは各船の1位で順位をつける横取り方式で、5位以下は3匹の重量の順番。集合は各宿の指示に従う。釣りスタートは午前8時、終了は午後1時。本部の新安浦港に集合し、午後2時から検量、表彰式。参加者全員の集合写真を撮影するので、表彰式は全員参加。問い合わせ先は下記参照。

 ▼川崎「つり幸」【電話】044・266・3189

 ▼八景「太田屋」【電話】045・782・4657

 ▼新安浦「長谷川丸」【電話】046・826・2871

 ▼久里浜「大正丸」【電話】046・835・0076