7月26日、茨城・鹿島でルアー・フィッシングの大会が実施された。17隻、205人が参加して初開催となるマゴチ釣り大会が行われ、第1回覇者には市川浩さんが輝いた。

 昨年から鹿島沖で始まったソフトルアーで狙うマゴチ釣りで、初めての大会に205人が集結した。台風11号の影響で7月19日から1週間後に開催日がズレた。それでも200人以上がマゴチを求めて集まった。

 釣り雑誌「つり情報」にコーナーを持つ「マシーン山崎」こと山崎崇行さんは準優勝だった。優勝は、いつも悌栄丸で、ひとつテンヤのマダイを楽しんでいる市川さんで「練習を含めて、今回が2回目。8号のテンヤで、エコギアのスイムシュリンプを泳がせた。底よりちょっと上ですね」と身ぶりで説明してくれた。

 市川さんはこの日12匹を釣り上げ、最大は64センチ、1・83キロとモンスター級だった。「いい釣りができました。職場の東京電制工業では釣りクラブをつくっています。この優勝で新入会員が増えてくれるとうれしいですね」と市川さんはほほ笑んだ。 

 表彰式では、参加者全員に鹿島沖の名産シラス(干したタイプ)を升でつかみ取りできるイベントも行われ、主催する委員会では「今後、このシラスに関しては冬のヒラメ大会でもやりたい」と話した。

 ▼成績 <1>市川4・67キロ<2>山崎4・555キロ<3>安重幸次4・445キロ<4>茂呂政澄4・35キロ<5>安田啓仁4・335キロ<6>内山育雄4・33キロ<7>折原佑司4・3キロ<8>佐藤幸一4・26キロ<9>庄司丈留4・25キロ<10>福田政弘4・1キロ ★レディース賞 荒井なおみ3・61キロ ※9位の庄司は中学生でジュニア賞も獲得。(敬称略)

 ◆ルール ジグヘッドやひとつテンヤでワームを使う。エサ使用は厳禁。自分の釣り上げた3匹の総重量審査。参加した船は、鹿島旧港で検量を行う。

 ◆船 鹿島「第三幸栄丸」【電話】0299・82・6032。通常の乗合は、午前5時出船。氷付き1万1000円。