太平洋えりも町沿岸でアブラコが順調だ。北海道遊釣倶楽部の今年4回目の大会が7日、同町庶野漁港~広尾シーサイドパークの間で行われた。台風の接近でウネリがある悪条件ながら、上位入賞者は45センチ超アブラコを釣り、1300点超えの高得点をマークした。

 経験豊富な参加者18人は、安全な釣り場を選択し投入開始。優勝した白勢孝信さん(44)は当初の広尾シーサイドパークから十勝港に移動、これが的中した。エサはカツオを使用し、開始早々47センチのアブラコがヒット。仕掛けをいったん引き上げてから再投入する打ち返しを繰り返し、午前8時ころには、39センチのカジカを釣り上げた。

 目黒漁港で勝負した石川陽司さん(32)が2位。同港は沖堤防がありシケに強いと判断。夜明け前は不発も、午前6時ころ、小さいアタリを見逃さず45・8センチのアブラコを釣った。終了10分前に2魚種目の32・8センチのクロガシラを獲得。3位の佐々木由則さん(53)は十勝港で身長賞となる49・8センチのアブラコに加え、良型ソイをそろえた。この海域のアブラコは今後産卵を迎え、カジカも岸寄りし釣果が期待できる。天候などに気をつけて釣りを楽しんでほしい。【リポーター・藤本康隆=41】

 <北海道遊釣倶楽部>

 ▽総合(2身+5匹) (1)白勢孝信1383点(2)石川陽司1316点(3)佐々木由則1284点(4)藤本康隆1253点(5)高橋義博1170点▽身長 佐々木由則アブラコ49・8センチ。