大型のヤナギノマイが釣れることで知られる太平洋えりも町の庶野沖へ、11月29日に出掛けた。午前5時30分、庶野漁港から朝安丸(佐々木則雄船長、【電話】01466・4・2327)に7人乗船で出港。26~40センチのヤナギノマイが1人60~120匹、35~50センチのアオゾイが同5~30匹で、全員大型クーラーが満杯になる大漁だった。

 前日までシケ模様で心配されたが、開始30分ころから本命のヤナギノマイが釣れだした。アオゾイやマダラ、シマゾイが続く、上々の滑り出し。移動を繰り返すと、さらに食いが上向いた。特にヤナギノマイとアオゾイが好調。底から15~20メートルも浮いているタナでは大型が針数釣れ、電動リールが途中で止まるほど重かった。

 通常食い渋るときはエサを使用するが、この日は早朝以降はエサなしで、仕掛けの差もなかった。ほかにアブラボウズ、マダラ、シマゾイ、ガヤが船中数匹。

 札幌市の中井徳直さんは80リットルクーラーが大型ヤナギノマイやアオゾイなどで満杯で「えりも沖ならではの釣りができた」と満足そう。佐々木船長が「ヤナギノマイやアオゾイは好調に釣れている」と太鼓判を押していた通り、良型に加え、数も上向きと大満足の釣行だった。【リポーター・竹鼻雅己=62】