日本海の小樽沖でヒラメシーズンが到来した。天候が回復した1日、小樽市の小樽港から凌駕(高橋満義船長、【電話】090・7058・4829)に6人が乗船。36~60センチが1人当たり0~2匹と少々苦戦したが岸寄りが期待される釣行だった。

 午前6時、小樽港から出漁。開始早々は適度な潮の流れで好条件だったが、1時間ほどアタリがなかった。ヒラメの岸寄りは例年より遅れ気味のようで、ポイントを水深50~55メートルに変更。深場では潮が速く糸が絡むオマツリが多発、1度針に掛かった魚が外れるバレもあったが、単発で釣れだした。

 その後、船が流される中、ソウハチが何度も釣れた。風が強い時間帯はポイントの移動を余儀なくされたが、50センチ超や60センチの大物が上がり、船上が沸いた。ほかの釣果は25~30センチソウハチが1人当たり3~8匹。

 今シーズン初のヒラメ釣りを楽しんだ、札幌市の秋保幸司さん(48)は「良型の2匹が釣れて満足できた」と笑顔。高橋船長は「ヒラメ狙いは始まったばかり、今後は岸寄りが期待できる」と話していた。冬のサクラマスが終盤になり、これからは春ヒラメが、同海域の主役になりそうだ。【リポーター・竹鼻雅己=62】