道南の噴火湾で春ガレイが最盛期を迎えた。好天だった21日、国縫や中ノ沢、長万部沖で24~43センチが1人当たり60~120匹の好漁。釣果はほかに25~33センチスナガレイが同10~15匹、30~40センチイシモチが同10~15匹、大型ソウハチが数匹。終始アタリが続き最高の釣行が楽しめた。

 午前5時、八雲町黒岩漁港から佳栄丸(木村佳史船長、【電話】090・8708・1334)に14人が乗船した。最初の狙いは国縫沖。岸寄りの水深10メートル前後から18メートルを攻めた。スナガレイやイシモチが交じりながら、本命のマガレイが釣れた。場所を中ノ沢沖に移すと、マガレイ中心に数が釣れ、ダブルで何度もヒットした。大半の釣り客は竿(さお)が軟らかく、大型やダブルでは竿先を大きく曲げ、リールも重そうに巻き上げタモに入れていた。

 この海域では沖の深めより水深12~13メートルが一番釣果がよく数が多く釣れたが、サイズは40センチ弱止まり。40センチ超えの大物は長万部沖で、狙い通りに上がった。水深10メートル前後と浅い底を小突きながら誘った。ここでもイシモチ、スナガレイが交じる中、時々40センチ超マガレイが上がり、最大43センチが釣れた。木村船長は「春ガレイ狙いは絶好調で、今後も抱卵カレイの数釣りができる」と話しており期待が膨らむ。【リポーター・竹鼻雅己=62】