日本海積丹町の幌武意沖で、マイカが好調だ。18日に今季初挑戦したところ、胴長17~23センチが1人100~300匹と、十分に楽しめた。

 午後5時30分、幌武意漁港から第38浜丸(長内春樹船長、【電話】090・3116・6970)に12人乗船で出港した。薄暗いうちは、タナが40~50メートル前後でポツポツ上がりだし、1度に2~3匹、時には5~6匹釣れることもあった。船に明かりがついてから1時間ほどは、ポツリ、ポツリと釣れる程度。その後、時間の経過とともに群れに当たり出し、2~3匹ずつ釣れるように。船内あちこちでイカの吐くスミや海水が飛び交い、1度に6~7匹が釣れることもあった。

 タナは不安定で、20メートルや40メートルとまちまち。仕掛けはさまざまで、6号オッパイ針が多かったが、さかな針14センチに変えて好調な人もいた。さかな針を使った長谷川澄雄さん(72=岩見沢市)は200匹釣り上げ「数が釣れて満足できた」と笑顔。長内船長は「今年もマイカシーズンの始まり。期待できるでしょう」と今後の明るい見通しを口にしていた。

 早い時期のマイカは小型が多いものの甘みがあり、刺し身や煮付け、イカ飯などで楽しめる。初のマイカ釣りは手応え十分で、例年通り、大釣りも期待できそうだ。【リポーター・竹鼻雅己=62】