日本海積丹方面で大型ヒラメが狙える。好スタートを切っているという余市~古平沖に11日、出掛けた。無風で潮の流れもなく、苦戦したが、40~57センチが1人1~7匹上がった。

 午前4時、古平漁港から第8宝勝丸(本間弘幸船長、【電話】090・6263・3019)に5人が乗船、まずは豊浜沖に向かった。船が流れず、食いも浅い。魚が針から外れるバレも多く、もったいないことに特大サイズも交じっていたようだ。それでも50センチ超の大型中心に釣れた。時間の経過とともに船が流れ出し、今度はマゾイやイナダが上がり、活気づいた。その後はポイントを何度も変えたが、アタリは少なかった。

 移動した古平沖が好条件だった。南風が多少あり、中型の40~45センチが釣れ出した。竿(さお)をゆっくり上下する人、早く上下させる人。仕掛けやエサのサイズなど工夫しながら狙っていると、連続で上げる人もいた。全般的には、仕掛けを底から1メートルほど上げた方がよく、3~4メートルでは食いが悪かった。

 最大57センチを釣った古平町の佐藤さんは「数は少なかったが、大型が釣れて満足できた」。本間船長は「古平沖のヒラメは始まったばかり。今後楽しめる」と話しており、本格化が待ち遠しい。【リポーター・竹鼻雅己=62】