日本海積丹方面でマイカが復調気味だ。一時低迷していたが、19日の美国沖では胴長23~28センチ(30~15入りサイズ)が1人当たり150~230匹の大漁に恵まれた。

 午後4時30分、幌武意漁港から第38浜丸(長内春樹船長、【電話】090・3116・6970)に7人が乗船。この日も多くのイカ釣り専門の船が早い時間から出港した。各船とも潮の流れや、船との距離を保ちポイントを決めて、竿(さお)を投入。明るいうちはタナが50メートル付近で単発が続いた。船の照明がついた直後はイカが集まらなかったが、時間の経過とともにダブルやトリプルで釣れだした。大型や特大サイズが多かった。

 その後、タナが40メートルや30メートルに上がり、一時的に釣果が不安定になったが徐々に回復。サイズは中型が多くなり、数も釣れだした。海上は鏡状態で無風。曇り空で月が隠れて、イカ釣りには絶好のコンディションに。仕掛けはオッパイ針も好調だったが、カグラ付きヘラ針の方が大型が釣れていた。

 札幌市の佐藤富士夫さんもカグラ付きで狙い、沖漬け80匹や、8個のイカ箱を満杯にするなど「大漁、大漁、満足、満足」と笑顔。長内船長は「イカは8月末まで続き、様子を見て9月も狙う」と今後を見通していた。【リポーター・竹鼻雅己=62】