誰でも手軽に楽しめるニジマス釣りが10月に再開。大阪・高槻市の「芥川マス釣り場」(日刊銀鱗倶楽部加盟店)へ10月21日、出かけた。釣り場にはベテランや家族連れがサオを出しており、エサ釣り場では藤田幸治さん夫妻(芦屋市)がウキ釣りで20~30センチを43匹ゲット。ルアー専用区では大石英獅・元気君(横浜市)兄弟がマスとの好ファイトを楽しんでいた。記者も20~25センチを16匹ゲット。緑に囲まれた自然の中でマスの引きを楽しんだ。

 10月に芥川マス釣り場が再開。そこで初期の様子を確かめようと出掛けた。午前10時半ごろ、マス釣り場に到着。早速、下条橋上流のエサ釣り場に入った。先客の中田克司さん(神戸市)に状況を聞くと「20~25センチを20匹くらいだよ」と答えてくれ、先週の金曜日にも兄(秀樹さん)と釣行。その時は「大型の居残り狙いで40センチ級2匹交じりで40匹以上釣った」と話してくれた。釣り人が多い土、日曜と違い、平日は大型など居残りを狙うのも管理釣り場での楽しみのひとつだ。

 午前11時すぎ、記者も20~40センチ(約2キロ)を放流してもらい、ブドウ虫をエサにウキ仕掛けで開始。上流から流し込むと、すぐに小気味よいアタリで20センチがヒット。左右に走り回る引きを楽しみ、約1時間で20~25センチを10匹釣ったところでエサ追いが止まった。そこで少し釣り場を休ませようと下流の様子を見て回った。

 摂津峡大橋下流のエサ釣り場では藤田幸治さん、真由美さん夫妻が生イクラとブドウ虫をエサにウキ釣りで同型を30匹ほど釣っており「この時期、緑に囲まれた中でのんびり釣りをするのが楽しみなんです」と癒やしの釣りを堪能していた。

 さらに下流のルアー・フライ専用区では現在、タイに在住、学校の長期休みを利用してやって来た大石元気君(小1)、英獅君(小4)兄弟が「ここの釣り場は数も、大きいのも釣れるから大好き」とトラウトフィッシングを楽しんでいた。そして元気君がスプーン(ブラウン)で表層をスローリトリーブで誘い見事、30センチをキャッチ。笑顔を見せる。

 その後、記者も釣り場に戻って再開。40センチ級は不発だったが6匹追加して、午後3時に終了した。今季もニジマスの強い引きが楽しめそうで、思い思いの釣り方で狙って欲しい。【中村和嗣】

 【問い合わせ】芥川漁協【電話】072・688・0224。管理釣り場にはエサ釣り、ルアー・フライ専用区があり、遊漁料はともに大人3500円、中学生以下2000円。駐車場1000円。営業時間は午前8時~午後5時まで。エサ常備。炭単品500円、コンロと炭セットで1000円。

 【交通】国道171号を利用。高槻市の今城町交差点から府道6号へ入り北へ。上の口バス停前のT字路(マス釣り場の看板あり)を左折し同漁協事務所へ。

 【今後の見通し】1人につき20~40センチのマスを約2キロ放流してくれる。12月上旬からはマスに交じってイワナやヤマメも放流予定。水温が10~12度まで下がるとマスの食いも活発化してくる。また河原では釣った魚を塩焼きにでき、バーベキューも楽しめる。