北海道遊釣倶楽部の大会が9日、新ひだか町静内漁港~様似漁港の間で、18人が参加し行われた。暴風雪に見舞われたが経験豊富な人が多く、悪条件の中でも釣果は上々。57センチの大物アブラコも上がった。

 審査は2匹身長+5匹重量。1439点で優勝した武市毅さん(56)は様似に入釣。暗い時間帯に40センチほどの良型カジカを10匹釣り、ソイも。待望の頭となるアブラコ50センチ超は、午前8時半頃に塩イソメに食いついた。2位の小玉均さん(53)も様似で、深夜1時頃からカジカが釣れ始めたという。8時半頃に釣れたアブラコと併せ、カツオをエサにしての会心の釣りだった。3位の高橋宏照さん(46)は新ひだか町鳧舞(けりまい)で、深夜1時半頃からカジカがポツポツ続き7匹そろえ、最重量での入賞となった。今大会の一番の盛り上がりは、身長賞。青山雄久さん(53)が釣った57センチのアブラコは、倶楽部でも同魚種では歴代最身長のビッグサイズだった。

 秋の釣りはカジカが主体となるが、天候が悪い日もあるので十分に準備をして無理のない釣りを心がけたい。【リポーター・藤本康隆=42】

 ◆北海道遊釣倶楽部(9日、新ひだか~様似)▽総合(2匹+5身)(1)武市毅1439点(2)小玉1390点(3)高橋宏1280点(4)佃1273点(5)高橋義1212点▽身長 青山雄久アブラコ57センチ