太平洋登別沖で脂の乗ったソウハチが好調だ。17日、登別漁港から第11漁運丸(本間光好船長、【電話】0144・87・2228)で釣行し、25~35センチサイズが1人当たり80~120匹の好漁に恵まれた。

 年末が迫り北海道周辺の海はシケが多くなってきた。先週末も強風だったが、胆振沖はソウハチ狙いで数隻が出漁した。当日は午前6時に出港、30分ほどは風と波も穏やかだったが、徐々に北西や西風が強まる悪条件に。それでも狙った獲物が1~2匹、時には複数匹釣れた。中型や小型が主体だが、大型も交じった。

 沖側の水深60メートル以上では食いが立たず、何度も移動を余儀なくされた。それでも岸側の水深50メートル前後のポイントで数が上がった。11日の同海域でのソウハチ釣りと同様に、今回もタナはベタ底狙い。魚が外れるバレもあったが、3ケタ釣りの人もいて十分楽しめた。

 釣果はほかに40~45センチマゾイやガヤ、シマゾイ、トウベツカジカが船中数匹。例年より海水温が高いせいかスケトウの姿は見えず、ソウハチも浮いていなかった。本間船長は「ソウハチは今後も数釣りが楽しめる」と話しており、年が明けても期待が膨らむ。【リポーター・竹鼻雅己=63】