太平洋胆振沖でサクラマス釣りが始まっている。好情報を聞きつけ登別漁港から1月29日、第11漁運丸(本間光好船長、【電話】0144・87・2228)に6人が乗船し、登別沖水深95~110メートルに向かった。

 ポイント到着後に水深105メートルから投入。タナは数日前に早朝から釣れていたという20~30メートルを狙った。他船も同タナで好漁という情報に、一同力が入った。幸先よく1匹上がり好発進。魚群探知機に水深70メートル付近から底との間に反応があった。スケトウかと思いきや、何とサバの群れだった。次第に水深30メートル以上にも現れだし、60メートルや80メートルにも現れては消えを繰り返した。しばらく竿(さお)を振ったが、45~48センチのサクラマスが1人0~1匹止まり。サバに苦慮したため、やむを得ず幌別沖に移動し、ソウハチ狙いに変更した。

 釣果は上々。水深70~80メートルで、タナが30~45メートルで魚は浮いていた。タナは上下したが、良型や小型が入り乱れ針数付くことも。エサが切れたので釣ったサバを切りエサにした。2時間ほどで27~35センチが1人70~120匹で、ソウハチ仕掛けの人は3ケタの好漁。ほかの釣果は22~30センチのサバが同20~40匹のクーラー釣りだった。

 本命はサバの群れに邪魔されたが、本間船長は「サクラマスは釣れ始め、今後も期待できる」と話しており、次の機会が楽しみだ。【リポーター・竹鼻雅己=63】