特大サイズで知られる、太平洋日高沖のヤナギノマイを狙った。この時期は脂が乗り、超美味。好条件になった5日、浦河町荻伏漁港から第5へいせい丸(吉田大治船長、【電話】0146・26・3131)に10人が乗船し、荻伏沖水深70~120メートルのポイントに向かった。仕掛けは胴突仕掛に針16~18号が6~10本。エサは赤イカを使用した。

 朝方は、食い渋りから始まった。徐々に魚が食い出し、追い食いで誘うと針数が付くことも。潮の動きで釣果が変動。タナは前半がベタ底が多く、後半は底から4~5メートルに魚が浮いていて、上の方で大型がヒットした。仕掛けの種類や追い食いの技量などで差がついたが、25~40センチヤナギノマイが1人50~90匹の大漁。魚が引き、待てずに巻き上げてしまうと、釣果が少ないようだった。

 うれしい副産物もあった。強い引きのときはマダラが上がり、サクラマスも釣れた。50~80センチマダラが1人2~5匹、25~30センチガヤが同5~20匹。サクラマスやシマゾイ、アオゾイ、スケトウが船中数匹。

 終わってみれば大型クーラーが満杯になる人もいて、全員が大満足の釣行となった。吉田船長は「ヤナギノマイは大型も多く好調で、今後も続く」と話しており、楽しみが膨らむ。【リポーター・竹鼻雅己=63】