太平洋白老沖で最大2・2キロのサクラマスが上がった。シーズンを迎えているマス狙いで、11日に出掛けた。小型中心に45~53センチが1人当たり0~5匹。旬のソウハチは28~33センチが同15~30匹上がり、船上は活気づき、手応えを感じる釣行となった。

 午前6時、白老町の白老漁港から清栄丸(八谷武四郎船長、【電話】090・9524・9493)に8人が乗船し、水深100~110メートルのポイントに向かった。仕掛けはサクラマス用で、バケ600グラムを使用した。

 早朝はポツポツ上がり、タナは20~30メートルと浅かった。大半は小型だったが、なかには1・5~2キロの大型も交じった。この日の最大2・2キロが上がると、船中は一気に盛り上がり、期待感も膨らんだ。しかし、時間の経過とともにアタリが薄くなり、さらに数頭のアザラシが出没し、移動を余儀なくされた。

 アタリは数回続くこともあったが、次第に少なくなり、バレルことも多くなってきた。この日は、タナが水深20~30メートルや底付近までと、さまざまに探った。深場では反応がなく、30~50メートルでソウハチが2~4匹釣れることが何度かあった。潮の流れが止まった中盤から後半にかけては、サクラマスは数匹止まり。ほかにスケトウが船中数匹だった。

 先の見通しについて、八谷船長は「小型も多いが、今後大型を期待したい」と話してくれた。この海域は、直近の1、2週間の他船情報によると、サクラマスが釣れていたようで、潮次第で好漁の気配を感じる。

【リポーター・竹鼻雅己=63】