<鯛紅丸マダイ釣りダービー◇16年6月1日~12月30日◇マダイ1匹の全長>

 地元、新潟市江南区の井浦康晴さん(62)が昨年9月11日、新潟東港沖の水深80メートルラインで84センチ(7・2キロ)をヒット。後続2人を2センチ上回って初優勝した。

 すでに2キロ級を確保していた正午すぎに船下、約35メートルのタナでヒットした。仕掛けはクッションリーダーにハリス5号・10メートル、小ダイバリ12号をセットしたビシ80号の片テンビン2本バリ。井浦さんは「弱いアタリ(魚信)でしたが、“主”だからね」と約15分間のやり取りを楽しんだ。

 新潟県内で見附ショッピングセンター(見附市)などの大型ショッピングセンターの開発や運営に携わっているマックス開発の代表取締役社長。主にマダイやヒラメを狙って、シーズン中は週1回ペースで「釣り場開発」を行っている。船釣り歴15年で昨年春にマークした75センチを上回る自己記録更新。だが「(大きさは)あまり意識していない。おいしい魚が食べたいだけ」と釣行後は、新鮮な獲物を親戚や知人にも配り、喜ばれている。