積丹半島の余別沖で1日、ヤナギノマイを狙った。べたなぎ、快晴、無風。食いが渋い時間が続いたが、仕掛けやエサ、誘い方を工夫すると、1人当たり26~38センチサイズが15~55匹と上々の釣果となった。

 午前6時30分、幌武意漁港から第38浜丸(長内春樹船長、【電話】090・3116・6970)に12人が乗船。最初は幌武意沖でソイ、ホッケを狙ったが、ホッケは釣れず。クロゾイは28~45センチが1人当たり3~12匹、エサは豆イカに良型がついた。

 1時間30分ほどで切り上げ、余別沖へと移動する途中、神威岬から幌武意にかけてイルカの大群に遭遇した。サクラマスの姿が見えなかった理由が分かった。

 余別沖では、ポイントで仕掛けを下ろすとヤナギノマイが食いついたが、次は同じポイントで反応はあっても釣れないことが多かった。そのため、ポイントを何度も変えて、1回下ろしで狙わざるを得なかった。アザラシが出没し、移動してもついてくるので、何度か仕掛けを切られるアクシデントもあった。

 正午に沖上がりするまでに、40~50センチのマダラが船中25匹。30~40センチのホッケも、船中10匹ほど交じった。長内船長は「ヤナギノマイは、今後も数釣りが期待できます」と見通しを話した。【リポーター・竹鼻雅己=63】