三重・紀北町の長島湾で胴長30センチ超の良、大型アオリイカが好調にあがっている。同所の「石倉渡船」(日刊銀鱗倶楽部加盟店)の船外機ボートで21日、同湾に出た松阪の松本さんが、胴長23~44センチを11ハイ、22日は鈴鹿の中瀬さんが、30~33センチを4ハイ、25日には奈良の西村さんが23~34センチを5ハイ釣っている。

 同湾の水深は10~15メートル。藻場やシモリ根周りをランガンするエギングや、生きアジをエサにした泳がせ釣りで狙う。エギングに詳しい日刊FPC渡辺正春氏によると「この時期は上までしゃくらずに、底から3メートル上までを集中的に探ってほしい。やみくもにしゃくらず、1回1回ていねいにエギを動かしてやることが大事。満潮前後が狙い目です」という。アオリのほかにも、狙う獲物は盛りだくさん。一つテンヤでマダイ、カセの紀州釣りでは年なしチヌ、磯ではフカセ釣りで40センチ超のグレもあがっており、魚影がすこぶる濃い。これからは、マダコやサオ先をコンコンコンと震わせるアタリと引きが魅力のキス釣りも楽しみだ。

 同渡船にはバーベキューテラス(要予約)があり、釣った獲物をすぐに味わうこともでき、近くにリーズナブルな民宿もあるので遠征釣行にも、ぴったり。

 穏やかなきれいな海と緑豊かな景色にいやされながら、のんびりゴールデンウイークを釣りざんまいで過ごしてみてはいかがですか。

 問い合わせは、石倉渡船【電話】0597・47・0712。出船は午前6時半、帰港は午後2時。船外機ボートは定員4人(9・9馬力)1万1000円(ガソリン代込み、保険1人につき500円必要)~定員14人(40馬力)2万4000円(同)まで10種類、計27隻。アミエビ、石ゴカイ、オキアミ等、各種釣りエサも販売中。無料駐車場、無料仮眠所完備。