太平洋荻伏沖で21日、ヤナギノマイとマダラを狙った。晴れ、無風、べた凪の下、25~38センチのヤナギノマイが1人当たり10~30匹、60~80センチのマダラが同2~5匹の釣果だった。

 午前5時30分、浦河・荻伏漁港から第5へいせい丸(吉田大治船長、【電話】0146・26・3131)に6人が乗船し、40分ほど沖に向かった。胴突仕掛けに針は16~18号を6~10本、オモリは250号。水深65~95メートルに仕掛けを降ろしたが、魚探に反応はあっても食いつかずに苦戦。前半は数人にヤナギノマイのアタリがある程度だった。

 時間の経過とともに潮が動き出すと、針数とはいかないまでも1度に3~6匹が釣れだし、35センチ超も上がった。このころから良型のマダラも釣れ始め、竿(さお)先が大きく首を振り、海面に突き刺さることも。後半は再び食いが渋ったが、ガヤ、アオゾイ、ホッケ、カジカなども船中で数十匹上がり、午後1時の沖上がりまで五目釣りも楽しめた。

 吉田船長は「ヤナギノマイは産卵が終わると食いが良くなるため、マダラともども今後は数釣りができる」と話しており、条件次第で釣果の上積みが見込めそうだ。

【リポーター・竹鼻雅己=63】