狙うのは水色の濃い深み。ラインをフロロに張り変え、上飛ばしで攻めた。大きなオバセでオトリを上流へめいっぱいに泳がせ、一瞬止めたあと、再び上らせる「STOP&GO」パターンが的中。午後4時まで丹念に探り、15~17センチを20匹追わせることができた。

 仕上げは帰る途中にある急瀬を攻めた。引き釣りで探ると、朝ほどの追いはないが、コンスタントに掛かり、同型を10匹キャッチ。午後5時までに15~18・5センチを55匹釣りあげて納竿。

 アユの友釣りには「朝瀬」「昼トロ」「夕のぼり」という格言があるが、まさにそんな釣りを満喫。条件に恵まれ、18センチ超の良型が20匹もまじり、湖産らしい強烈な追い、ファイトを存分に楽しむことができた。【堀内圭三】

 【問い合わせ】さかいオトリ店(日刊銀鱗倶楽部加盟店)【電話】0740・38・2130。朽木漁業協同組合(同)【電話】0740・38・2541。日券のみで3000円。

 【交通】京都から国道367号で花折トンネルを抜けて安曇川上流へ。大阪からは名神高速道路の京都東ICを出て湖西バイパスへ。真野ICから国道477、同367号を利用し花折トンネルを抜けると便利。

 【今後の見通し】解禁当初は渇水で、びわ湖からの天然そ上のアユが見られなかったが、梅雨に入り、雨や夕立ちなどが繰り返されたことで、天然アユが一気に中、上流(古川周辺)までそ上している。今後は、さらに上流域へそ上することが見込まれ、小型のアユが成長する8~9月が楽しみだ。