日本海側積丹半島積丹町の幌武意沖に7月26日、マイカを狙って出掛けた。7月前半は順調に釣れていたものの型が大きくなりだした中旬は数が落ち、ここへ来て大型交じりで数も釣れだした。この日は水深300~450メートルで18~22センチが1人80~215匹の大漁となった。

 午後5時30分、幌武意漁港から第38浜丸(長内春樹船長、【電話】090・3116・6970)に10人が乗船し、50分ほどの沖に向かった。胴突仕掛けにオッパイ針7号、さかな型仕掛け。晴れ、風は弱く、波1メートルの下、まだ明るいうちはタナ50~60メートルから開始。暗くなってライトを点灯する頃までに1~2匹が釣れた。最近は明かりを照らしても釣れ始めるのは同9時頃からと聞いていたため、幾つものタナで薄い群れを探った。

 後半になると一定しなかったタナも20~30メートルで安定。仕掛けによって釣れる数に差はあったが、1度に6~7匹を釣り上げる人もいて、イカが吹きかける海水とスミが飛び交う、お馴染みの光景となった。

 刺し身にすると甘みがある小型からイカリングや焼きイカに向く大きさまで、イカ箱に並べると25~30匹が納まった。深夜0時40分の沖上がりまで、高値のマイカを数多く釣って大満足の釣行となった。長内船長は「今後、型はもっと大きくなってゆく」と見通しを語っていた。【リポーター・竹鼻雅己=63】