64歳のオヤジが湖川限定の2級小型船舶操縦免許の取得に挑戦し、見事に合格! さらにできたてホヤホヤ免許証を受け取ったその日に群馬・神流湖でサクラマスのトローリングをやっちゃった。本紙釣り特集紙面でもおなじみ、ヘラブナ釣りの日刊スポーツペン・クラブ関川康夫さんが、その当事者だ。さて、64歳の手習いのドタバタを紙面で再現しました。

 こんにちは、関川です。最近は紙面企画の「ヘラブナ道場」師範代なんぞもやっております。若いヘラ師もだんだんと育ってきているので、ここはボートの免許を取得して、優雅で気持ち良さそうなトローリング釣りをしてみたいなぁ、と突発的に思ったりしていました。

 そうしたら、ちょうどタイミングよく、神流湖「山水」で湖川限定の「2級小型船舶操縦免許」講習会がある、ってんで、あとさき考えずに申し込んでしまいました。このときはすっごく簡単に「ちょろんと取得できるじゃねーか」と、ナメてました。

 講習の前にパスポートなどに使う顔写真と、戸籍の入った住民票を山水に郵送したら…受験票と「日本船舶職員養成協会」という団体が出版している小型船舶操縦士向けの「教本」なるものが送り返されてきました。重い。全92ページ。最初の10ページを読んだら、寝ちゃいました。こりゃ、大変だ。

 7月21日(金)に山水で講習会。実技講習は、船を安全に岸壁や桟橋につなげるようにロープで結ぶ練習がほとんどでした。「巻き結び」「クリート止め」「もやい結び」「一重つなぎ」「いかり結び」「8の字結び」-体というか両手にたたき込むしかない。講師の先生も「この結びができていれば大丈夫。筆記試験は教本を覚えればいいから簡単ですよ」。ちょっとだけ操縦の練習をしておしまい。えーーー、大丈夫なのか、いいのか、覚えられるのか、操縦できるのか?

 で、2日後の23日(日)には試験です。「○×式」筆記30問のうち、20問ができていればクリアです。寝ないで頑張りましたよ、64歳。筆記試験会場の出口に答えが張り出してあって、問題の冊子は持ち帰れるので、すぐに答え合わせはできます。4問だけ間違いましたが、なんとか通過。

 その後の実技もロープの結びと操縦もこなせました。後日、インターネットで合否発表があるんですが、受験番号2番、ありました、合格しましたぁ~!