日本海側増毛町の増毛沖で5日、マダラとヤナギノマイを狙った。好調との情報通り、60~85センチのマダラが1人15~30匹、25~35センチのヤナギノマイが同15~40匹。クーラー2つが満杯になるほどの大漁だった。

 午前4時、留萌港から第8天興丸(金子秀雄船長、【電話】090・3115・5167)に8人が乗船し、1時間30分ほど沖に向かった。胴突仕掛けに針は6~10本、餌はイカ類とサンマ。早朝は1時間ほど雨だったが、その後は晴れ、風は弱く波1メートルと絶好の釣り日和となった。

 マダラは常時、大、中、小の型が2~3匹連なって釣れ、4~5匹がかかると強烈な引きに。水深が140~170メートルと深いため、巻き上げ時は電動リールが悲鳴を上げ、取り込みに苦労する場面が度々あった。

 後半はさらに沖の深場でヤナギノマイを狙い、マダラと一緒に上がった。仕掛けによっては、ヤナギノマイを多く釣る人もいた。ほかに、海底に着く前にホッケ、マイカ、スケトウなどが食い付き、正午の沖上がりまで船中数匹が交じった。

 美唄市から参加した7人のグループも、大いに満足した様子。金子船長は「マダラは例年になく好調で、ヤナギノマイも好漁が続きそう」と明るい見通しを語った。【リポーター・竹鼻雅己=63】