イラストリポートを担当する「ハットリ」こと服部紫野にとって2017年は飛躍の年でした。グランドチャンピオン大会の決勝に進出できて、ファイナリスト26人の中で8位入賞を果たせました。まだまだ、精進しなければいけなく、今回は千葉・三島湖で冬場の長ザオの釣りに挑戦し、ボロボロの結果になってしまいました。めげずに来年のヘラブナ大会の予定もまとめておきました。

 こんにちは、ハットリです。

 世の中、そんなに甘くありません。

 今回の三島湖の釣行で思い知りました。入ったのは「ともえ」からエンジン舟で引っ張ってもらっていく鯨(くじら)ロープ。霧が立ちこめて幻想的でした。まさか、この霧のように釣りで迷子になるとは、思ってもみませんでした。何しろ、新ベラ放流直後、100匹釣るつもりだったんですから。

 「がまへら凛刀 迅」21尺(約6・3メートル)の宙からスタート。ぽつり、ぽつりと釣れるけど、これじゃ100匹は無理かなぁ、と思っていたら、大関実コーチが25尺(約7・5メートル)を貸してくれました。初めての25尺だ…うふふ。

 底釣りですけど、もうダメダメ。ふんわりしたアタリが分からない。で、何でもかんでも、アタリ取っていったら…うわずった。「グルテンの釣りはうわずらせたら最悪」と大関コーチ…ああ、オニみたいだ。

 しかもエサ打ちポイントが左右上下バラバラ。自分の「じあい」が作れません。な、泣きたい…ううう、「今日はいくつ、じあい、壊したろう」とつぶやいたら、関川師範代と大関コーチが口をそろえて「ずっと壊しっぱなしだよ(怒)」と激しいツッコミが…100匹にはほど遠い32匹…終了。チーン。

 長ザオに自分が振り回された。師範代が言うように、振り込みの精度を上げるしかない。練習あるのみ。ひとつひとつの動作を丁寧にしないと。来年への課題ができました。

 …ということで、みなさま、よきお年をお過ごしくださいませ。(第2期門下生・服部紫野)