対照的な2つの湖でヘラと遊んできた。道場の第2期門下生の「ハットリ」こと服部紫野さんが「長ザオ×チョーチン」の群馬・神流湖と「短ザオ×カッツケ」の埼玉・円良田湖に挑んできた。神流湖は3日、円良田湖は7日、それぞれ本社杯予選がありまーす。ハットリのイラストリポート、参考になれば幸いです。

<神流湖で2匹>

 こんにちは、ハットリです。関川康夫師範代とサオを出してきました。

 まず、神流湖。熟知しているベテラン、秋山文宏さんに教えてもらいました。

 景色、最高にいいですね。秋山さんの動力ボートで、桟橋から上流のゴミよけフェンスまで。3日の予選会でもこの場所までの誘導で、あとは自分でポイント探しをするルールですね。

 満水です。湖面から木がニョキ。ボサの上を釣るイメージ。藻面(もづら)の釣りに似てる。底付近は冷水塊があってヘラが浮く。18尺だと無反応。サオは15~16尺が妥当みたい。朝9時まで太田部上流で何もなく、来るときにモジリのあったフェンス手前の扇屋下に移動。結果は秋山さん10匹、師範代5匹、ハットリは2匹でした。

 エサについて秋山さんは「ボソっけかな。深くなじませて10秒待ってウキが上がってくるのがいい」。師範代は「秋山さんのエサ、小さかった。ボソだけど締めてる」と分析。大きな放水は予選までないから状況も変わらないようですよ。

 ★神流湖でのタックル ▼サオ 16尺▼道糸 へら道糸 野づり1・5号▼ウキ 美春7番=トップ15センチ、ボディー14センチ、足5センチ▼ハリス へらハリス 野づり0・8号(40センチ/50センチ)▼ハリ アラシ8号(上下同じ)

 ▼宿 神流湖「山水」【電話】090・5536・9982。通常営業は午前5時から。入漁料1000円。ボートは2000円~、桟橋使用料は1000円。

 3日の予選会は現地受け付け午前4時。ルール説明後、えい航してゴミよけフェンス付近で自由分散。納竿&検量などは当日説明。ボート料金以外に参加費2000円。年券のない参加者は入漁料1000円。

<円良田湖で41匹>

 さあ、円良田湖。7日の予選は梨ノ木桟橋ですが、満員御礼だったので旅館前桟橋で浅ダナ攻略「カッツケ」の練習をしました。

 カッツケは湖面直下にヘラを寄せて釣る。エサ打ちのリズムが大事。手を止めちゃダメ。機械のように正確なエサ打ち、ストイックな釣りだなぁ~。

 この日は80センチのタナ。1メートルよりは浅いセミカッツケです。ここのヘラは40センチ前後なので糸は太く、ウキ大きめ。ゴツい。

 朝、ブルーギル猛爆後、湖面に黒いヘラの魚影。ウキウキ。アタリが遠くなったらウキをあげてタナを深くして、魚影が確認できたらタナを浅くして、ひたすらエサ打ち!最後の1時間、真剣勝負。11匹釣れた。計41匹だったけど、最後のペースなら…一体、どーなるんだ? みなさん、予選、頑張ってくださーい。

 ★円良田湖でのタックル

 ▼サオ 8尺▼道糸 へら道糸 野づり1号▼ウキ パイプトップ8・5センチ、ボディー4センチ、足5・5センチ▼ハリス へらハリス 野づり0・6号(20センチ/30センチ)▼ハリ アラシ6号(上下同じ)

 ▼宿 円良田湖「管理事務所」【電話】048・581・8511。午前5時に事務所オープン。桟橋使用料は入漁料込みで2100円、午前11時以降の半日は1100円、女性&高校生までは800円。同5時半出舟のボートの料金は、放流バッチあり2600円、なし2800円。7日の予選は梨ノ木桟橋を使用して総重量で競われ、すでに定員に達し募集は締め切っている。