好シーズンを迎えているヒラメを狙って1日、日本海の岩内沖に出掛けた。無風でベタ凪、潮も動かず条件は今ひとつだったが、64センチを筆頭に良型が釣れた。

 午前4時30分、岩内漁港から千鳥丸(寺田潮船長、【電話】090・6266・2282)に6人が乗船し、10分ほどの沖、水深8~30メートルのポイントに向かった。ヒラメ用仕掛けにバケ500グラム。餌はオオナゴを使用。同じポイントで連続して釣れることがなく移動を繰り返した。食いが渋く、アタリがあっても巻き上げる途中で外れることが何度もあった。それでも、早い時間から64センチの大型や40センチ台後半のサイズがダブルで上がった。64センチヒラメを釣り上げたのは、恵庭市から参加していた91歳の佐々木長一さんで船上は活気づいた。

 中盤は少し根がある場所でガヤやマゾイ、大型アブラコが釣れた。キャップの色や竿(さお)の振り方でヒラメ以外の魚を数多く釣った人もいた。午後0時30分の沖上がりまで、ヒラメは38~64センチが1人3~8匹、27~38センチマゾイが2~7匹、22~30センチガヤが3~8匹、大型アブラコが船中で数匹。寺田船長は「潮の流れなど条件が良くなれば、大型ヒラメの数釣りが期待できます」と話していた。【リポーター・竹鼻雅己=64】