北海道遊釣倶楽部の大会が4日、太平洋側の冬島漁港~襟裳岬漁港で25人が参加して行われた。風と波が1メートル程度とまずまずの条件の下、アブラコやカジカなどで釣果を競った。

 優勝は通称・襟裳第7降り口に入釣した大杉和洋さん。暗い時間からネット2本針仕掛けにソウダガツオを餌に良型のカジカを釣った。朝7時頃からイカゴロネット仕掛けでアブラコを連発。45センチオーバーの良型ばかりを5匹そろえ、総重量6キロ超とダントツで高得点をたたき出した。

 2位の白勢孝信さんも同所に座を構えた。当初は苦戦を強いられたものの、朝8時頃からカジカを続けて上げた。身長賞となるアブラコは餌のイカゴロを丸飲みしており、効果があったと振り返った。

 3位は山本昭典さんで、襟裳岬漁港右の岩場で狙った。暗い時間は45センチを頭にカジカをそろえ、他にコマイやクロガシラなど多彩な魚を釣って入賞を果たした。

 今回はアブラコがあまり上がらず、参加者は苦戦。ベテランは口々に異常な状況と声をそろえていた。【リポーター・藤本康隆=44】

 成績▽総合(2身+5匹) (1)大杉和洋1502点(2)白勢1253点(3)山本1183点(4)堀井1144点(5)佐藤1082点▽身長 白勢アブラコ48・8センチ