船から大物を狙いたいが船酔いが…という方に朗報! 大阪湾の各波止にメジロ、ブリが回遊していますよ。大阪南港の「丸高渡船」(日刊銀鱗倶楽部加盟店)で11日、関電波止に上がった大阪市の山本幸徳さん(52)が91センチ(6・9キロ)のブリを仕留めた。

山本さんは同波止の船着きに入り、生きアジをエサにしたウキ釣りで挑戦。潮がゆっくり右へ流れる中、午前7時ごろ、ガツンと強烈なアタリをとらえた。竿を立てると獲物が一気に沖へ走り、道糸があっという間に50メートルほど引きずり出されるが必死で応戦。獲物を十分に弱らせてから釣り仲間にタモ入れをしてもらい見事なブリを仕留めた。

「船ではこのクラスを釣ったことがあるが、波止での90センチ級は初めて。9日に新波止で1メートル級が上がっていると聞いているので、もっと大きいのを仕留めてみたい」と鼻息が荒かった。

タックルは3号の磯竿(5・3メートル)、ハリス5号、針「がまかつ 真鯛王11号」。ウキ下は3ヒロ。

今年は、青ものの回遊が遅れ気味だったが、ようやく本格化。兵庫・武庫川尻でもメジロ、ブリが続々と釣れており、絶好調。足場のいい波止で、大型青ものとの豪快なやり取りを楽しんでみてはいかがですか。

▼問い合わせは「丸高渡船」【電話】06・6613・1075。兵庫・武庫川尻には「久保渡船」【電話】06・6416・0807がある。