<Go!Fishing:今が釣りどき>
茨城・鹿島沖のカレイ釣りがアツい!
本来、この時季はマコガレイがメーンだが、今冬はまだ交じる程度で、代わってイシガレイがいい。例年と比べて数ではいまイチながら、平均して40センチ前後が多く、時折、60センチを超す大物の舞い踊りがみられるなど、<量より質>の展開が続いている。今が狙い目だ!
茨城沖では、イシガレイの釣果を出しているのが、鹿島港の「第三幸栄(だいさんこうえい)丸」だ。本格的な乗合船をスタートさせたのは2月中旬ごろ。同17日にトップが12匹をマークし、サイズではいきなり54センチの大型をゲットした。
以降も、数で2ケタ台が連発している。同19日が13匹で、最大は58センチ。20日は20匹に伸ばし、54センチをキャッチ。23日も20匹ジャストを収めたが、この日は何と65センチの、ヒラメを思わせる超ド級の舞い踊りもみた。60センチオーバーは29日にも釣れており、まさに<大型が売り>の展開だ。
「第三幸栄丸」の小野和儀船長(37)によると、今冬は潮温が高めに推移しているのが特徴だという。2月末現在で14度前後あり、平年よりは2度前後高い。「潮温は、もう少し低い方がカレイにはいいが、この影響でか、数はいまイチ。でも、今シーズンは、釣れてくるのが大きいものが多いので、いつもとは違う内容で面白いという人が結構います」と話す。
釣り場は、鹿島港から航程で25~30分余りの、水深25~30メートルが中心。比較的浅めなので釣りやすい上、魚が掛かると浅い分、引き味も一層強烈さを増すからたまらない。
ちなみにイシガレイは、背中側とおなか側に、石のように硬い突起があることから、この名前が付いた。身は、やや硬めだが、刺し身や煮付けがおいしい。茨城沖では、一方でマコガレイも2割近く交じり、中には50センチクラスがヒットしており、こちらもサイズがいいのが魅力だ。
イシガレイ釣りは、大洗の「平成丸」も1日に乗合船を開始し、トップが12匹を取り込み、滑り出しは順調だ。ただ、潮況などの変化によっては今後、マコガレイが主役に躍り出る可能性もある。それでも、カレイ釣りのシーズンとしては大型連休(GW)まで続く見込みで、当分楽しめることは間違いなし!
<船長のワザ:「第三幸栄丸」小野和儀船長(37)>
イシガレイ釣りは、ほかのカレイと同じように<小突き釣り>が基本です。オモリで底をトントンとたたく感じに小突きますが、小突きで出る濁りや砂煙にカレイが敏感に反応を見せることと、小突くことでエサが踊り、これがアピールにつながると考えられます。
◆小突いて聞き上げる
うちでは、船を流しながら攻めます。このため、船下の<ピンポイント攻撃>でも、チョイ投げして引きずってくるパターンでも、オモリが底に届いたら、すぐに糸を張って、3~5回ぐらい小突きます。
小突き方は、小突いた後にサオ先の動きを止め、カレイがエサに飛び付ける時間をつくってあげてください。そして、サオ先をゆっくりとソーッと上げてくる<聞き上げ>をしてみましょう。カレイがエサをくわえていれば、コツコツ…とか、クンクン…といった反応が出る。ここでは合わせずに、次に引き込みがあったときが合わせのタイミング。サオ先をスローに上げながら<聞き合わせ>をすれば、大抵はハリ掛かりします。
船べりに設置したサオ掛けにサオを掛けての<置きザオ釣法>でも、糸を張って船の揺れでオモリが底をトントンとたたく状態にしてあれば、掛かることもあります。とにかく、エサを踊らせて目立たせることが大事です。カレイに食い気があれば、軽く小突くだけで飛び付いてきますが、それでもアタリがなければ、小突きを小さくして、<オモリが動いてエサは動かない状態>にしてやると有効打となる場合もあります。
カレイの食い気は悪くないが、<追い(エサを追うこと)>が鈍いときは、最初の小突きは寄せることを目的に大きくやり、後はできるだけエサを底から離さない釣り方が効果的です。要は、いろいろなパターンを試して、その日のカレイに向いている最適な釣り方を、早く見つけることが、好釣への最大のコツなのです。<メモ>
▽茨城・大洗「平成丸」
イシガレイの乗合は午前6時出船。氷付き8000円。毎週月曜日定休。(電話)029・267・4374。
▽同・鹿島「第三幸栄丸」
イシガレイの乗合は午前6時出船。エサ(アオヤギ1パック)&氷付き1万円。第3月曜日定休。(電話)0299・82・6032。HP<http://www.sopia.or.jp/kamome/>
※いずれも日刊スポーツ新聞社指定。各料金は税込み。交通など詳細要確認。

