<好釣へのアプローチ>
東京湾のマゴチ釣りが久しぶりに<当たり年>色濃厚 !
横浜・鶴見の「新明(しんみょう)丸」では、トップが5~8匹をみており、60センチを超す大型もヒットしている。<照りゴチ>の呼称がある通り夏場がトップシーズンだが、産卵期を控えた今の時季も食欲が旺盛だから狙い目だ。釣り方のキーワードは、<エサ>と<合わせ>だ。
「新明丸」で今年、マゴチの本格的な乗合船をスタートさせたのは、4月18日だ。同21日に2~5匹、翌22日トップが7匹、23日は8匹を収め、以降も4~7匹の展開を続けている。
釣り場は、第一海保から第二海保周辺の海域を中心に、水深は10~20メートル。まだ深いが、春はサイズがいいのも特色。40~50センチクラスがアベレージで、4月は26日に61センチ、27日と28日は64センチ、5月も4日に60センチ、5日は61センチの、超ド級をゲットした。
「新明丸」の新明利勝船長(53)によると、ここにきて小ぶりが増え、魚は例年以上に多いという。特に今のマゴチは6~7月の産卵期を控え、体力保持のため食欲も旺盛だ。実際に出漁した日もトップは4匹、60センチの大物もみた。しかし一方でゼロも出るなど、釣り方の難しさを物語る。
ちなみにマゴチは、エサをくわえてもすぐにはのみ込まず、抵抗感があると吐き出してしまう。ヒラメと同じ<居食い>の習性だ。これが釣りを難しくさせる原因になり、希少さも加味され、<1匹を釣ることに価値がある魚>とされている。また、マゴチの魅力は食味にもある。白身で刺し身は甘みがあって美味。浜値(市場価格)でも高値で取引される高級魚なのだ。
今年は、トップシーズンを前にして10匹台突破の爆釣もうかがう勢い。<当たり年>がささやかれている理由だが、今後は釣り場も浅場へ移っていく。それだけ釣りやすくなる分、チャンスだ。
◆鶴見「新明丸」新明利勝船長(53)マゴチ釣りのエサは、うちでは現在、エビ(サイマキ=クルマエビの子)を使っていますが、メゴチなど小魚を使用することもあります。どのエサを使うかは事前に確認してください。
◆エサ
元気さがアピールの決め手。付け方はエビの場合、ツノ(糸が絡まないように先端は切る)の根元からツノの中央部を通す感じにハリ先を抜きます。ただし、ハリの返しを抜く手前で止めてください。返しの部分まで出すとハリ穴が大きくなって、時には急所を刺してしまい、生きエサとしては使えません。
◆タナ
エビエサは、底から多少浮かせるようにして泳がせます。ピョンピョンとハネているように見えればOK。魚エサは、底にはわせる感じですが、船は潮の流れに乗って流されているのでタナがズレることも。どちらもまめにタナを取り直すことが大事です。
◆アタリ
釣り方は、掲図を参考に。マゴチのアタリは、最初は微妙。サオ先にコツコツ…か、クンクン…程度ですが、ここで合わせるとバレます。居食いです。十分に食い込ませてやるのがポイントで、引き込まれたらサオ先を下げ<送り>込み、できるだけ抵抗感を減らしてください。引き込みが連続したりテンションが違う引きがあったら合わせのタイミング。瞬発的に大きく、しっかり合わせましょう。
▽船
日刊スポーツ新聞社指定「新明丸」(電話)045・501・2081。マゴチの乗合は午前7時30分出船、エビエサ3匹付き8500円。ほかにフグ船と、土・日曜日&祝日限定で午前便シロギス、夜釣りのアナゴと同メバル、また午後便キス&夜アナゴのリレー船も出漁中。詳細要確認。毎週木曜日定休。HP<http://www.shinmyomaru.com/>
▽交通
電車はJR鶴見駅か、京浜急行線・京急鶴見駅から徒歩5~7分。車利用の場合は「新明丸」に要確認。

